よくある質問

■ SFORZATOはどこの国からの輸入品ですか?
いえいえ、SFORZATOは日本の製品です。SFORZATO製品は部品の半田付け、組み込み、調整まで東京都日野市で行っている日本製品です。

■ 設計はどこで行っていますか?
回路設計、基板パターン設計、筐体設計まですべて代表の小俣が行っている自社開発です。ソフトウェアは規格もののDLNA/OpenHomeライブラリは株式会社アルファシステムズの製品を購入していますが、ハードウェア制御や音質にかかわる部分は自社です。

■ 製造はどこで行っていますか?
筐体フロントパネルの切削、プリント基板作成などは国内メーカーへの外注です。基板への部品実装(半田付け)は表面実装部品については外注(使う半田は指定しています)ですが、抵抗、コンデンサなど手差し部品は東京日野市で自社で行っています。筐体の組み立て、基板の組み込み、調整は自社内で行っており、お客様のお手元にわたる製品は設計者自らが作成調整したものになります。

■ なぜネットワークプレーヤーを作っているのですか?
会社創立前、個人的に英国製ネットワークプレーヤーを使っていて、オーディオの未来はここにあると感じました。当時はiPadはまだ無くPCからしか操作できませんでしたが、その後iPadの出現、使い勝手の向上があってますますその思いを強くし、始めたのがSFORZATOです。

クロックについて:

■ SFORZATO製品がクロックにこだわるのはなぜですか
デジタルオーディオにとってクロックは命です。
デジタルデータからアナログ信号を作るD/A変換のタイミングはすべてクロックのタイミングで行われ、その質は再生する音の質に直結します。クロックへのこだわりは音質へのこだわりです。

■ クロックを変えると音は変わるのですか?
これは論より証拠、ご試聴いただくのが一番です。必ずご納得いただけると思います。

位相ノイズの値は優秀なクロックを選ぶ一つの有効な指標ですが、数字だけでは音質は測れないのがオーディオです。たとえば、今は製造中止になりましたが、

PMC-01 (-118dBc@1Hz) + DSP-Dorado (80万円)

PMC-Circinus (-120dBc@1Hz) + DSP-Vela (150万円)

の比較をすると、低音の厚みや地に根を張った安定感というような電源の規模が支配する部分ではDoradoはVelaに及びませんが、空間表現、空気感、音像の実在感などはDorado(安い方のプレーヤー)の圧倒的勝利になります。

スペックで劣るクロックを低価格のプレーヤーにつないだにもかかわらず、高スペックのクロックと高価格プレーヤーの組み合わせを見事に凌駕してしまいます。同じクロックをつないで比較したDoradoとVelaの差からは全く想像できない逆転劇が起こります。

実は、Circinusと01のクロックの価格は大きく異なり(PMC-01 = 345万でした)、クロック+プレーヤーの合計価格でみれば当然の結果ともいえますが、クロックが位相ノイズの数字だけでは語れない一つの証左だと思います。

当然ながらクロックはオーディオ機器です。是非聞いてお選びください。

■ PMC-Norma(最高額機種)はルビジウム、その他は水晶ですが、ルビジウムのほうが優れているのでしょうか?

どちらが優れているというわけではなく、音の好みでお選びくださいとしたか申し上げることができません。

通常のルビジウム発振器は絶対精度(何年たっても狂わない時計に必要な性能)には優れていますが、オーディオに使ったときの音質では水晶に及ばないというのが、当社の考えです。Normaに使っているルビジウムは特注で作っている位相ノイズが極小の特別なルビジウムで、空気感の表現や空間の表現に長けたハイエンド・オーディオにふさわしいものです。一方、ルビジウムの特徴として、輪郭のしっかりした表現や抜群のフォーカス感なども備えています。

この輪郭表現やフォーカス感を好ましいと感じるか、やりすぎと感じるかはお客様の好みかと思います。水晶の優れたクロックはすべてにおいて自然な表現が得意です。これを物足りないと感じる場合もあるかもしれません。

是非聞き比べてみて頂きたいと思います。

組み合わせるNASについて:

■ NASは何が使えますか?

NASにはアイ・オー・データ機器のfidata, Soundgenic、メルコシンクレッツのDELAを推奨しています。サーバーソフトにTwonky Mediaを使ったサーバーであれば動作します。それ以外のサーバーについてはサポート外となります。

minimserverでも使用できますが、DSDの再生にはminimserverのmimeTypeのカスタマイズが必要になります。MinimのデフォルトのDSDに対するmimeTypeはdsf:  audio/x-dsf, dff: audio/x-dffですが、これは弊社のプレーヤーで認識されません。これをmimeType.dsf = audio/x-dsd, mimeType.dff = audio/x-dsdとしていただけると認識されるようになります。詳しくはminimserverのページをご覧ください。

https://minimserver.com/ug-other.html

Zero Link について:

■ Zero Linkとはなんですか?

ゼロリンクはSoulnoteと共同で開発した新しいデジタルデータの伝送方式です。DACからクロックをトランスポートに送り、それに同期したPCM, DSDの信号をトランスポートから受け取ることで、DACの中に一切の非同期動作がおこならない、究極の伝送方式です。

DACはクロックのタイミングでデジタルデータをアナログに変換しています。このタイミングは常に正しく一定である必要があり、少しでもタイミングが狂えば音質劣化に直結します。

USB, LANなどの通信では、データはある程度の量の固まりで一気に送られてきます。そのためプレーヤーはそれをいったん内部に貯めて、そこからクロックのタイミングで読み出しながらDACにデータを送りアナログに変換します。このデータの固まりはDACのクロックのタイミングとは全く関係ないタイミングで送られてくるため、データを受け取るたびにクロックのタイミングを邪魔します。またデータの受け取りがないときと受け取ったときの仕事量の差が生まれ、これもクロックタイミングを狂わせる原因となります。

そこで、ゼロリンクではDACからクロックをトランスポートに送り、これと完全に同期したタイミングでデータを送ってもらうことで、DACにとって邪魔になるタイミングでのデータの受け取りが一切ない、完全にクロックに同期した動作を実現しています。

DACが再生するフォーマットは44.1kHzのCD音源もあれば、192kHzのハイレゾもありまた5.6MHz DSDもあります。再生中、次の曲のフォーマットはトランスポートはわかりますが、DACにはそれを知る手段がありません。そこで、トランスポートは曲の変わり目、フォーマットが変更になるときにはそれをDACに伝え、次の曲のフォーマットにあったクロックをDACから受け取ることが必要です。どんなDACとトランスポートの組み合わせでも頭かけやノイズの発生がないよう、フォーマット切り替えをスムースに伝える手段を持っているのがゼロリンクです。

ゼロリンクでトランスポートとDACを接続することで、DACは完全に非同期動作から解放され、D/A変換のタイミングを一切邪魔されることなく動作できる、最高の伝送方式なのです。

MQAについて:

■ MQAは対応しないのですか?
MQAは対応可能な一歩手前までできており、一部のモデル限定的に対応を考えています。

まず、SFORZATOのプレーヤーは基本的に非可逆圧縮音源に対応しておりません。(非可逆圧縮=データサイズを小さくする過程で情報が失われ、完全にはもとの状態に戻せなくなる圧縮)ネットワークオーディオの醍醐味は、LINN DSがLINN Recordの音源ととも示したとおり、マスター音源と同じものが再生できることにあると考えているからです。

また、SFORZATOの製品は音作りの基本として、「音源データに入っている情報は極力加工せず、極力すべてをアンプに伝えること」を大切にしています。音源の情報はそれすべてが作品の一部であり、すべてありのまま伝えることがオーディオの入り口の装置として作品に対してあるべき真摯な態度であると思うからです。

一方MQAですが、公開されている情報から察するに2つの技術からなっていると思われます。
・ 1つは時間軸情報を大切にすることで音質を向上させる技術。
・ もう1つは音質劣化をできるだけ抑えながら情報を取捨選択し、小さな器に詰め込むための非可逆圧縮技術です。

公開されている情報がマーケティングメッセージ的なものばかりで技術の詳細がわからないため、もろ手を挙げて賛成はできませんが、MQAが言う「デジタルフィルタによるプリエコー・ポストエコーの影響を少なくして時間軸情報を大切にしたい」という考えはSFORZATOの考えとも一致します。

しかし非可逆圧縮については、正直全く賛成できません。
MQA-CDについては小さな器に詰め込むことを音質劣化より優先するのは理解できます。しかし、ファイルとして販売するデータに非可逆圧縮を施すことに対しては大いに疑問を感じます。
失われた情報は決してあとからもとに戻すことはできません。もし非圧縮のMQA音源があれば、そのほうが情報豊富であることは間違いありません。もちろん情報を整理することで聞きやすくなることはあり得ますし、その方が好みに合う場合もあろうかと思います。ただこれは装置の選択やセッティングにおいてユーザー個人個人が行うべきことで、音源そのものが行うことではなく、一般的なハイエンドオーディオの方向性とは別であると思います。
今MQAのファイルを購入し、もし来年非圧縮のMQA音源が発売されたら、たとえ比較して買いなおしたいほどの大きな違いがなかったとしても複雑な気持ちになるのがオーディオファイルではないでしょうか?、

日本の状況をみればMQAを採用するTIDALはサービスしておらず、flacで配信するmora qualitasがサービスを開始しています。

そんな考えがあって、国内でのMQAの対応は一部のモデルに限定するつもりです。
お客様のニーズに合った製品を出していくことはメーカーの務めですので、いずれ対応を拡大することはあり得ます。

MQAには是非MQAの良さだけを享受できる非圧縮(または可逆圧縮)の音源を出してほしいと思います。

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